哲学2(妬み、寛容)

哲学者ニーチェは、彼自身妬みやすかった。

24歳の時に55歳のワーグナーと親友に。

自分の作品が評価されないことに対し、妬み、親友のワーグナーすら批判した。

 

祝福することのできない者は呪詛することを学ぶべきだ

ニーチェ

呪詛 呪うこと

心の中で相手を祝福していないのであれば、自分に嘘をつく必要はない、ということ。人間は本来そんなに他人を祝福できるものではない。

 

共感性のある人でない人に愚痴ってもストレスがたまるだけ。

 

ルサンチマン いい人ぶって負の感情を溜め込むこと

 

人間は動物と超人の間に張り渡された一本の綱である

ニーチェ

超人 自分で新しい価値観を発見できる人

人間は、動物から超人へと目指して綱渡りの上をチャレンジして歩いている存在。そのパフォーマンスを見上げている人は、世間体に流されている人。綱渡りを楽しめる人が理想であり、ルサンチマンに陥らないコツでもある。

 

自分がヤダと思えている人は、そこから抜け出そうとしているので、既に綱渡りを始めている。

 

➖寛容➖

厄介者をグループに入れるかどうか。

全部自分の責任と思う必要はないのだから、自分が厄介と思う人を全て自分の感情だけで判断して避ける必要はない。また、人間は間違う動物なのだから、自分が厄介と思っていても、長い目で見れば相手が合っているかもしれないのだから、考え方については寛容であるべき。

 

ヴォルテール

人間は間違う動物 寛容であれ

 

フランスは、テロが沢山起きていて、移民の多さが原因の一つと考えることもできる。しかし、フランスは移民の国であるので、排除するのではなく、受け入れた上で、どう解決していくかを考えているとのこと。パリの人々は、若いうちからそのようにキャパを広げる訓練をしている。

 

➖悩む性格➖

想像は 途方もない見積もりをして

小さな対象をわれわれの魂を満たすほどまでに拡大する

パスカル

 

人間は想像することを止めることはできない。正しい方向の悩みであればいいが、間違った方向の悩みは良くない。

 

明日を最も必要としない者が

最も快く明日に立ち向う

エピクロス

 

過去や未来に囚われるなということ。

今を生きろ、ということ。